10代女性のよくある誤解
10代の女性だけではないのかもしれませんが、極端なカロリー制限をしてダイエットをする人が少なくないように思えます。
極端なカロリー制限は、筋肉を痩せ細らせ、太りやすいカラダになってしまいます。
それに、カッコいいボディラインというものは、筋肉が作っているものです。
“くびれ”を作るのも筋肉です。
その筋肉を極端なカロリー制限で減らしてしまうのは、もったいないとしか言いようがありません。
ダイエットをするとしても、除脂肪体重1kg当たり2gのタンパク質を摂るように心がけてください。
計算方法は、
体重 − (体重×体脂肪率) = 除脂肪体重
除脂肪体重 × 2 = 1日の摂取タンパク質
です。
10代の女性が極端なカロリー制限をしたりすると、女性ホルモンの分泌に影響があります。
女性らしい身体つきの発現とその維持や、月経に関わる女性ホルモン、「エストロゲン」というものが、女性の体には分泌されています。
しかし、女性の体にも、男性の特徴が現れるように刺激する「アンドロゲン」という男性ホルモンがあります。
体脂肪は、アンドロゲンをエストロゲンに変える働きをしてくれます。
女性の体脂肪が少ないと、カラダでは、男性ホルモンが活発になってしまいます。
女性は、エストロゲンの活動が抑えられたりアンドロゲンが活発になったりすると、月経に異常がでてきます。
そして、成長期(10代)の女性では、女性らしい腰つきやバストが作られることにも悪影響が出たりします。
女性、特に成長期の女性がダイエットをするときには、極端に体脂肪を減らし過ぎないように、注意が必要です。
(女性は、体脂肪率が15%を下回ると、月経に異常が出るといわれています)