雨が降る月曜の夜明けはお酒を

雨が降る月曜の夜明けはお酒を

会社に勤めていたころ、まったく辞める機会がやってこなかった。
そこまで辞職したかったという訳ではなかったから。
続ける意思がないのかもしれない。
なぜか、その日は、しっかり今月で辞めると話した。
そんな日に何でか、いつもは少しばかり仕事が細かいと印象を抱いていたKさんが、話しかけてきてくれた。
話の中で、ほとんど事態を知るはずもないKさんが「この仕事、しんどいよね。おまえはあと少し続くよ」と言ってきた。
Kさんに助けられて、悲しくなった。
そして、その日の帰りに、会社に辞職を無かったことにしてもらった。

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